いま、通り過ぎていった風や、打ち寄せる波の音、星々の煌めき、恐竜のこえ、人々のささやき、
誰かが書いた手紙、悲しみや願いを込めた瓶、どこからか流れ着いた流木、
だれかが撮った一枚の写真、だれにも見られることなく眠り続ける一枚の絵、
日々の繰り返しの中で、果たされなかった約束や言葉にできなかった想いは、いつかこの世界を
覆い尽くすかもしれない。そしてぼくたちは、やがて土に還ったり化石になったりして、
いつまでもいつまでもこの惑星に眠り続ける。紡いだ ものがたり と共に。
初めまして、Blakiston です。
北の街の片隅にある小さなアトリエで制作をしています。
「すべては一冊の本である。」それが私たちのコンセプトです。
津軽海峡を東西に風のように横切り、動植物相をがらりと変える境界線があります。
そのラインはブラキストンラインと名付けられました。
Blakistonは、その境界線のこちら側から、ものがたりを持った作品を発信して行きます。
ブラキストンラインのはしる北緯41度、南緯140度のうえに
まだ誰にも見つけられていない星座が、煌めき、今も音を発し続けている。
その星の、旋律を。
鈴木 果澄 Kasumi Suzuki
菅原 英二 Eiji Sugawara
写真作家/映像作家/アートディレクター
Photograher/Art Director/Media composer
写真家として展示活動のほか、
写真、映像、インタラクティブアートや
Arduino・vvvv・pd・Max/mspなどを使い制作。
アジア、ヨーロッパを放浪した後、
鉄工所と家具製作会社で鉄と木について勉強する。
ある朝、突然、写真家になろうと思いNikonのカメラと
トライXと引き伸ばし機などを購入。
そのカメラを手に再度、アジア、ヨーロッパを旅する。
帰国後、兵庫県芦屋市にあった
小さなデザインの学校に入学し、グラフィックデザインを学ぶ。